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武器は「中古専業」ならではの手厚さ

*中古の専業は当時

記事全文 (テレコミュニケーション 雑誌)

 

ビジネス最前線-

 

武器は「中古専業」ならではの手厚さ

 

“中古専業”のビジネスホンディーラー、ラピッドテレコム。

 

安さを活かして顧客の要望に細かく対応するのが同社の特徴だ。

 

「やっていることは普通の電話屋と変わらない」と濱田社長は話すが、同社の強みはその辺りにあるようだ。

 

最近、Webサイトの取扱商品欄に中古商品を掲載するディーラーが増えた。

 

Yahoo!オークションにおけるビジネスホンの出品も常時数千点を数える。

 

中古ビジネスホンの流通は確実に増えている。

 

「中古を特殊なものとは考えていない。当たり前にある選択肢」と話すのは、
東京・笹塚(現在は渋谷区代々木)にある通信機ディーラー、ラピッドテレコム代表取締役の濱田直旋氏だ。

 

2004年8月設立の同社は“中古専業”。

 

会社設立以前から個人事業として中古品の取扱いを始めたという。

 

その後、悪徳訪販問題の影響で市場が冷え込み始めた頃から中古の取扱業者が増え、
現在の状況があるのだが、それでも中古専業というのは非常に稀な存在だ。

 

集客は自社Webサイトと販促チラシ、および顧客からの紹介という。
「大概、相談を受けるところから商売が始まる」という言葉が、中古に対する確かな需要を物語っている。

 

訪販業者とは対極をなすスタイルながら、競合が増え続ける中でも取扱量は着実に増加。

 

現在、アルバイトも含めスタッフ数は22名、工事業者との協力関係の下、全国各地でサービスを提供する。
在庫量は2万点を超えるまでになった。

 

商品は、他の販売店や工事業者から調達するものが大半。
ネットでの買取りも行う。いずれも、かつてはゴミとして処分されていたものだ。

 

それらを分解・洗浄・除菌し、再び世に出す。
「エコ」も同社によって重要なキーワードだ。

 

 

売りは「細やかさ」

 

新品・中古の併売店は現在も増える一方だが、格安の中古商品を取り扱うのは“客寄せ”の要素が強い。
当然、中古に新品以上の旨みが期待できるわけではなく、濱田氏も「中古ビジネスホンだけでは正直厳しい」と認める。

 

ただ、だからといって新品も販売するのではなく
「中古商品で一般的なディーラーと同じことをやっている」と、中古の良さにこだわる。
「もともと、細かな提案をするのが好きだった。お客さんの要望を丁寧に聞いて、
回線や他の機器も組み合わせて提案する」

 

そこには、中古ならではのやりやすさがあるという。

 

「些細な変更が必要になることは、電話屋にはよくある。
例えばTAや追加のユニットが必要になったときに、
新品ではその度に数万円の商品代をお客さんにお願いすることになる。

 

それが、ほとんどお金をかけずに調達できて、当てはめていってあげられる。
小さな電話屋さんほど、中古品を扱うことで仕事がやりやすくなるはず」。

 

現在は、オープンソースのIP-PBXソフトAsteriskにも注目しているという。
「中古のIP電話端末を使って、リユースのIP-PBXを提供することも考えられる。
僕らが電話屋のエッセンスを入れて提供すれば、十分に売れる商品になる」。

 

中古商品をベースにどのような価格を提供できるか――。
単に安さを訴えるのではなく、そこに知恵を絞ることこそが、中古専業の強みと言えるだろう。

 

 


 

IP電話のニーズ増

リサイクル通信(新聞)

記事全文

IP電話のニーズ増

1件で50万円の売上に ラピッドテレコム

 

中古ビジネスフォンを専門に扱うラピッドテレコム(東京都渋谷区)が、
IP電話(ネット回線を使用する電話)の販売を伸ばしている。

これまで引き合いは無かったが、4月ごろから月に1~2件の発注がある。
1回の発注で50万円以上の売上になり、新たな収益源として期待している。

同サービスは、IP電話対応ビジネスフォンと、回線交換を行う機器IP-PBXを組み合わせ、
外出先でもスマートフォンから会社の電話番号で発着信ができるというもの。

同様のサービスを提供する業者は他にもあるが、
ほとんどが新品の電話機を販売するため数百万円と高額だ。

 

同社は中古品を扱うことで、競合他社の10分の1程度の価格で提供。

 

コスト削減志向の高まりから、法人顧客に受けている。

価格は、100台までの設置で50万円。

その内訳は、IP-PBX本体が40万円、設置費が10万円。

 

IP電話対応の電話機は、何台でも無料サービスしている。

 

ビジネスフォンを大量に買取る業者は少なく、企業から「タダ同然で」仕入れることができるからだ。

IP電話へのニーズが高まっているのは、震災以降、
社員が事業所以外でも業務を行えるよう対策する企業が増えたため。

IP電話と親和性の高いスマートフォンの爆発的な普及も、それに拍車をかけている。

今後は、同サービスの売上が5~6倍に増える可能性もあると言う。

 

 

 


 

 

中古ビジネスフォンの取次店募集

リサイクル通信(新聞)

仲介のみで売上の10%をキャッシュバック  ラピッドテレコム

中古ビジネスフォンを販売するラピッドテレコム(東京都渋谷区)が、
販売取次店を募集している。お客を紹介するだけで、販売価格の10%がキックバックされるという仕組み。

 

 

加盟金や保証金など費用は必要無い。電話回線や施工に関する業務も同社が行う。

 

 

店頭にビジネスパートナーとして看板を掲げたり、自社サイトで告知を行うなどして、
中古ビジネスフォンを購入したいユーザーを集客する。

 

 

提携店としてラピッドテレコムに受注情報を伝達し、
成約すれば、売上げの10%を手数料として得られる。

 

 

ノルマなど無いため、受注があった時のみ連絡すればいい。

 

 

いま、中古ビジネスフォンのニーズが広がっている。
企業のコスト意識が高まり、設備などにかかる費用の見直しが進められているからだ。

 

 

ラピッドテレコムでも、昨年12月ごろから、300台クラスの大容量の案件が増えてきたと言う。

 

 

「新品で揃えると、300台で1000万円~1500万円くらいかかる。
これが中古だと10分の1の100万円程度に抑えることができるんです。
以前は、新規開業者が8台くらいを購入していくケースが多かったのですが、
最近では、大手の企業でも導入が進んでいます」(濱田社長)

 

 

ラピッドテレコムでは、全国からニーズを掘り起こしたい考えだ。
そのために、中古品の購入マインドの高いユーザーが集まるリサイクルショップを窓口として募集する。

 

 

「ビジネスフォンは、回線の組み合わせや施工など複雑ですが、
その分熟知していればかなり低価格のプランもつくることができる。
お客様に喜ばれるメニューになります」(濱田社長)

 

 

全国に約60店を展開するオフィスサポートの大手も、
メニュー拡充のために同社とパートナー契約を結んでいる。