IP-PBXのタイプ クラウドかオフィス設置型か。


|お客様のニーズによります

最近ではよく聞くクラウドが良いのか?よくわからないと思いますが、要はお客様のニーズによります。

ただし、大体のお客様は、ハイブリッドがマッチするとおもいます。事務所に、小型のIP-PBXをおき、クラウドサーバーと機能連携する様な構成です。

これが、当社の場合は、大手のPBXと違い、普通のビジネスフォン程度の価格で提供できます。

時代はクラウドで、オフィスに置くタイプ(オンプレミス)は古いのでは?と思われがちですが、全部をクラウドが良いかと言うと早計です。ラピッドテレコムでは、クラウド版も事務所に置くタイプのオンプレミス版も提供しております。

クラウド版が、エリア【area】

オンプレミス版が、MOT/PBX です。

クラウドPBXの宣伝では触れられる事は余り有りませんが、PBX機能が手元(事務所内)になくクラウドにしかない分、機能は確実に劣ります。スマフォ内線の使用感などは、大きな差があります。劣っても、クラウド版でしかできない事が御客様にとって得策ならば良いとは思います。

例)クラウド版では設備を置かないから事務所が水没、延焼してもスマフォ内線は利用できる

しかし、クラウド版でできる事は、ほぼ「オフィスに置くタイプのオンプレミス版」でも実現できます。

また、クラウド版でも今の固定電話番号を継続利用する為には、オフィスに外線ゲートウェイを結局置くため、オンプレミス版と変わらない感じになります。
(ラピッドテレコムのエリア【area】は違い置きません)

そうなるなら、わざわざPBXの心臓部分を、クラウドにおいて不安定な状態にすることが、逆にリスクになったりします。

クラウドは、インターネット回線を通じた機能提供だけとなり、機能数は絞られます。オンプレミス版は、手元にPBXがある分、各段に機能アップします。下記の記載のある、マルチボタンなどは、クラウド版だけでは実現できません。

|ラピッドテレコムの一押しは『MOT/PBX』

ラピッドテレコムで一押ししておりますのが、MOT/PBX です。オンプレミスでクラウドの機能と連携もする、ハイブリッド版です。

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オンプレミス版 本体を置くタイプの良い点①
固定電話機のマルチラインキー

従来のビジネスホンは、これがあたりまえです。日本人気質にあった精細な機能だと思います。

マルチラインキーとは、外線1通話に1ボタンを割り当て、保留にした場合、そのボタン自体が点滅する方式で、視覚的にわかりやすくぱっと一目で現状に利用状態が判断できます。

当社の扱う「本体をオフィスに置くタイプのMOT/PBX」では、従来のビジネスホンの様に、マルチキーが利用できます。

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普通、IP-PBXではこれが苦手です。似たような事ができても、下記の様に実際は違います。

<クラウド版だとマルチラインキーができない例>

当社クラウドPBXサービス エリア【AREA】もそうですが、下記の様にマルチラインキーとはならず、シングルキーと言われるような機能が限界です。

固定電話機に外線ボタンがあるもの(サクサSXⅡなど)でも、通常のレガシービジネスホンのボタン電話式ラインキーの様にはなりません。下記の様になってしまいます。

・1から6まで、着信と発信が並んでいます。

・それぞれに個別の番号を割当られます。番号使い分けはできます。

・発信は、デフォルトを代表番号にしておき、特定の番号を通知したい時は、その発信ボタンを押してから、電話番号をダイヤルします。

・着信は、それぞれ設定したボタンに入ります。

・1ヶのボタンで、複数の着信が入ります。

・他の人が取れば、自分の電話機のランプは消えます。

・パークに入れて、他に転送して、他がとっても、着信ランプもパークランプも消えます。

これですと、従来のレガシービジネスホンに慣れた方だと、

・同時に何通話利用しているか分からない
・パーク保留で転送したあと、社内の相手が通話が終わったか?などが、判断できない
・外線ボタンが光ってないから、内線でかけた相手が話中だった場合、外線で通話中なのか、何か操作がおかしくしてしまったのか解らない

等々、ボタン電話機特有の便利さと比べられます。

本体置くタイプの良い点②:電話回線を選べる

クラウド型PBXですと、回線サービスもそのクラウドPBXサービスと一体になり、回線会社を選べません。

安定を重視して、NTT回線ISDN回線にしておきたいとか、ある程度基本料金も抑えられた方が良いのでNTTひかり電話にするとか、携帯電話と合わせてKDDIやソフトバンクにしたい、などが出来ません。長期的にみても、選べないというのはネックとなります。

当社の扱っている「オフィスに本体を置くタイプ(オンプレミス)」は、回線を自由に選ぶことができます。導入当初は、NTTで、あとから変更して他にするとかも出来ます。

何かと選択する事が出来た方が良いですね。

また、電話帳登録も、クラウドは個別が基本、共通電話帳が使えるのも「オフィスに本体を置くタイプ」の方が機能が豊富な一例です。